2016-01-01から1年間の記事一覧
近い未来、仕事や趣味といったものは解体されていくのではないかと思う。そしてこれから重要になってくるのは「プロジェクト」という概念だと思う。あなたはどのプロジェクトに属していて、どんな役割をしているのか?ということが決定的に重要な世の中にな…
いわゆる「群衆の叡智」では、集団の中にいる人達が、それぞれ違う意見を持っていること、それぞれが流されないこと、それぞれが専門を持っていることなどの特徴を挙げている。最後に統合集約するにしても、それぞれの個人はバラバラでないとダメという考え…
実家に帰って父親や母親と話をしたりすると、たとえば瀬戸内寂聴とか、寺島実郎とか、そういうある程度有名な人をなんとなくお気に入りとして持っていて、彼らの本を読んだり最新の発言とかをチェックしてたりして、判断の軸として持っていたりする。へえ、…
日本ではバストイレは別にしたがるのに、海外では一緒であることが多いのはなぜか?ということをあれこれ調べていた。歴史的には、海外ではバストイレは家族ではなく個人に紐づくから家に何個もあるのだ、という記述がいくつか見つかるのだが、これは家に何…
ポケモンGOに乗っかって数日やってみて思うこととしては、外をウロウロしながら捕まえたりして集めたりするわけだけど、なんか、こういうこと、子供の頃にやっていたよなあという感じ。それこそ道路の白線の上を歩くとか、学校で蹴りだした石ころを家まで蹴…
政治の話でも、会社の中での話でも、「大勢でなんらか一つの結論を出す方法をどうするのか」はなかなか難しいところで、全員に一票与えれば平等なんだけれども、結果として良かったのかどうかわからないな、というのは永遠の課題だと思う。最近は代議制みた…
仮説なりアイデアなりを考える時のコツみたいなことを聞かれることがあるが、なかなか答えるのは難しいというか、思考習慣みたいなところはあるのだろうと思う。思考習慣について明確に言えることがあるとすると、見ていて「明らかなハズレを真面目に検討す…
契約書を(形式的にではなく)ちゃんと作る文化とそうではない文化では、長期的にはかなり大きな心理や行動の違いが出てくるのではないかと思い始めた。もし契約書を結ぶ習慣があるならば、発注主は自分が求めていることを厳密に・具体的に考えなければなら…
最近はビジョンやミッションを作るのが流行っているのか、新しい企業はその種のものをきちんとホームページなんかに掲げていることが多い。個人でこれらを掲げている人もいる。なんらか思いを表明しようという気持ちがあるのだろう。ただ、たとえば「食を通…
コンセプトとは何か?という話をするときに、「商品や企業のいいところを一言でまとめたもの」と解説されることが多い。これは違うと思う。たとえばあたらしいクルマが出て、空間の広さがウリであるときに、それを一言で表した「大空間」というのはコンセプ…
いまさらだが、スティーブ・ジョブス的っていうのは何なのかと考えるに、他の経営者とかじゃなくて彼だけにありそうだなと思うのは、彼は「究極の客」になれるっていうところだと思う。世の中のユーザーに「どうですか?」「何がほしいですか?」て聞かなく…
毎日の時間割は組んであって、先生が怒ったり褒めたりしてきて、ぶつくさ言いながらも毎日通って、たまに楽しいこともある。たまにテストはあるけど順位を貼りだされたりすることもないし、その結果で生死が左右されるわけではない。生徒によりお金持ちや貧…
いろいろ海外とか見ていると、いまの日本は消費社会としてノリが悪いと感じる。人々が「もっと、もっと」と思っているほど、消費社会としてはノリが良くなる。企業のおじさんたちが若者の動向に注目するのは、若者がノリが良いと思われているからで、特に若…
仕事でもプライベートでも頼まれごとはあるけれど、最も手伝いたくないなと思うのは、「これは正義だから」というもの(「善」でもほぼ同じ)。世の中で間違った行いに見えるものは、元をたどると「弱さ・愚かさ・正義・欲」のどれか、あるいはその組み合わ…
クライアントが「山に登りたい」と言った時に、コンサルは地図を作ってくる。地図を一緒に見つめていると、クライアントが「このルートがやっぱり合理的だよね」と言って、登るクライアントに手を振って送り出す。たまに一緒に登るタイプの人もいる。代理店…