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コミュニティとノリ

いろいろ海外とか見ていると、いまの日本は消費社会としてノリが悪いと感じる。人々が「もっと、もっと」と思っているほど、消費社会としてはノリが良くなる。企業のおじさんたちが若者の動向に注目するのは、若者がノリが良いと思われているからで、特に若い女性はノリがいいと思われている。

でも最近の日本では、相対的に見れば、別に若い女性でもノリは良くない。逆にオタクとか呼ばれる人、ある特定のコミュニティの中のほうが、特定のトピックでノリ良く生きている。だからその流れに乗るように消費されることを狙う人達もいる。このような文脈って海外ではそれほど明確に見えてこなくて、むしろ日本が最先端なんじゃないかと感じることもある。

商品って以前は食べ物みたいに、個人が獲得することに大きな意味があったけれど、これからはコトバのように、なんらか共通したフォーマットで交換しあうことに絡むほうがより意味を持つものになる傾向が強まりそうだ。