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2012-01-01から1年間の記事一覧

何かをやめさせる時の考え方

仕事では、なにかをしてもらおうとして作戦を練ることがある。じゃあ、なにかをやめさせるというプランはどうだろうか。世の中には、いじめ対策みたいに「なにかを防止したい」というような場合が多くある。こういうとき、どうすると効果があがるのか。何か…

無料ユーザーは従業員である

しばらく前にこういう格言を聞いて、ずっとひっかかっていた。 「もしあなたが無料でそのサービスで使っているなら、あなたは客ではなく商品なのだ。」無料でサービスを使うというのはいったいどういうことなのだろうか。たとえば自分が何か「無料のサービス…

最高かつ最低

人が動いたり、惹きつけられたりする。その中心には、なんだか重力と引力を併せ持つ、巨大な何かが渦巻いている印象をもつ。 あの人(麻原彰晃)が優しいときには、私が人生の中で会った中で最高に優しい人になります。あの人の怖いときには、私が人生の中で…

私は役員になれない

私は役員にはなれないのだろうなと思う。ばらばらな知識しかなくて、持論の体系を持っていないからだ。いろいろな会社の役員の方と関わる機会がよくある。全員がそうだとはいわないけど、彼らは驚くほど似通っている。彼らはなんらかの「持論」を持っている…

第三者としてのマニュアル

熟達者がそれを作り、初学者がそこから学ぶ。それがマニュアルに対する認識だった。 組織においてはそれが逆ではないかということを、ある話を聞いて思った。ディレクターは自ら手を動かして仕事をしてはいけないという。彼がやるべきことは指示と判断であり…

にぎやかなサービスについて

「便利である」ということは、黄門様の印籠みたいなもので、その言葉を出すと誰もが黙るような迫力がある。すべてのサービスはそこへ収束されるんじゃないかというような迫力が。ところが便利には退屈がつきまとう。便利というのは快適に目的を達成すること…

フェンスを外す人

イギリスのチェスタートンという批評家の名言に好きな言葉がある。 「なぜフェンスが建てられたのかわかるまで、決してフェンスをとりはずしてはならない 」高級なクラブなどに行くと気づくのは、そこにある灰皿が極端に小さいことだ。小さく造形された灰皿…

格好良くなくても美しいこと

大切にする、という考え方は古くて新しいものだ。そして、こいつはおもしろいことに伝染する。九州に出張したとき、ちょっと必要があって特急に乗った。シートは革張りだった。これは、と思って少し驚いたけれど、前に見たある記事を思い出した。 とにかく不…

アイデアの良し悪しは何で決まるか

アイデアのすごさ度合いというのは、差分で表現される。差分は、「?」と「!」で表現される。最初に「?」と思った量と、そのあと「!」と思った量の合計が、アイデアのすごさ。なんらかのアイデアを求めている人というのは、アイデアの中身が具体的に浮か…

「構え」の使いこなし

無難なおしゃれをしている人はどうも信用ならない。なんかさわやかだけど、本当にその服を着たくて着ているのか。没個性的だし、そんなに周りに溶けこむことが大切なのか。鼻につく。もちろん自分だってそこまで目立つ格好をしているわけではないけど、自分…