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2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

プライベートヒーロー

実家に帰って父親や母親と話をしたりすると、たとえば瀬戸内寂聴とか、寺島実郎とか、そういうある程度有名な人をなんとなくお気に入りとして持っていて、彼らの本を読んだり最新の発言とかをチェックしてたりして、判断の軸として持っていたりする。へえ、…

便器に浸かりたくない

日本ではバストイレは別にしたがるのに、海外では一緒であることが多いのはなぜか?ということをあれこれ調べていた。歴史的には、海外ではバストイレは家族ではなく個人に紐づくから家に何個もあるのだ、という記述がいくつか見つかるのだが、これは家に何…

ゲームの楽しさよりもゲーム化の楽しさ

ポケモンGOに乗っかって数日やってみて思うこととしては、外をウロウロしながら捕まえたりして集めたりするわけだけど、なんか、こういうこと、子供の頃にやっていたよなあという感じ。それこそ道路の白線の上を歩くとか、学校で蹴りだした石ころを家まで蹴…

新型多数決

政治の話でも、会社の中での話でも、「大勢でなんらか一つの結論を出す方法をどうするのか」はなかなか難しいところで、全員に一票与えれば平等なんだけれども、結果として良かったのかどうかわからないな、というのは永遠の課題だと思う。最近は代議制みた…

明らかなハズレを考える

仮説なりアイデアなりを考える時のコツみたいなことを聞かれることがあるが、なかなか答えるのは難しいというか、思考習慣みたいなところはあるのだろうと思う。思考習慣について明確に言えることがあるとすると、見ていて「明らかなハズレを真面目に検討す…

契約文化

契約書を(形式的にではなく)ちゃんと作る文化とそうではない文化では、長期的にはかなり大きな心理や行動の違いが出てくるのではないかと思い始めた。もし契約書を結ぶ習慣があるならば、発注主は自分が求めていることを厳密に・具体的に考えなければなら…

いい感じのビジョン・ミッション

最近はビジョンやミッションを作るのが流行っているのか、新しい企業はその種のものをきちんとホームページなんかに掲げていることが多い。個人でこれらを掲げている人もいる。なんらか思いを表明しようという気持ちがあるのだろう。ただ、たとえば「食を通…

広告屋とかが言う「コンセプト」

コンセプトとは何か?という話をするときに、「商品や企業のいいところを一言でまとめたもの」と解説されることが多い。これは違うと思う。たとえばあたらしいクルマが出て、空間の広さがウリであるときに、それを一言で表した「大空間」というのはコンセプ…

究極の客

いまさらだが、スティーブ・ジョブス的っていうのは何なのかと考えるに、他の経営者とかじゃなくて彼だけにありそうだなと思うのは、彼は「究極の客」になれるっていうところだと思う。世の中のユーザーに「どうですか?」「何がほしいですか?」て聞かなく…

人生がずっと小学校のようであればなあと思う

毎日の時間割は組んであって、先生が怒ったり褒めたりしてきて、ぶつくさ言いながらも毎日通って、たまに楽しいこともある。たまにテストはあるけど順位を貼りだされたりすることもないし、その結果で生死が左右されるわけではない。生徒によりお金持ちや貧…

コミュニティとノリ

いろいろ海外とか見ていると、いまの日本は消費社会としてノリが悪いと感じる。人々が「もっと、もっと」と思っているほど、消費社会としてはノリが良くなる。企業のおじさんたちが若者の動向に注目するのは、若者がノリが良いと思われているからで、特に若…

弱さ・愚かさ・正義・欲

仕事でもプライベートでも頼まれごとはあるけれど、最も手伝いたくないなと思うのは、「これは正義だから」というもの(「善」でもほぼ同じ)。世の中で間違った行いに見えるものは、元をたどると「弱さ・愚かさ・正義・欲」のどれか、あるいはその組み合わ…